KEIGO RACING TECHNOLOGY

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MEMORIAL
2006年にアメリカでチャンプボートシリーズを共にしたPowerBoat RacingTeam GOODIESの大川雄三選手が日本で2007年7月29日に レース中の不慮の事故により死去いたしました。
TEAM KE1GO 一同、心より御冥福をお祈り致します。
今まで応援して下さいました皆様に心よりお礼申し上げます。

レース観戦記
シンシナティ・オハイオ州
☆July 15/06
☆July 16/06
セントポール・ミネソタ州
☆July 22/06
☆July 23/06
サバンナ・ジョージア州
☆Nov 04/06
☆Nov 05/06
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シンシナティ
July 15/06
シンシナティー、オハイオ州とニューポート、ケンタッキー州に
挟まれたミシシッピー川のレース会場に8時30分に入る。
すでにアメリカ人クルー2人(Troy&Bill)がパドックを設営して
待っていてくれた。
昨日までの雨で上流から泥と流木が流れてチョッと危険な状態だ。
午前9時で気温26.1℃ 湿度82.2% 気圧1001mbかなり蒸し暑い。
AM11:45 Practice 予定より1時間45分遅れている。
気温31.8℃ 湿度64.3% 気圧1001mb ガソリン濃度EFI-105% プラグNGK#9
プロペラテストと練習走行をする。
周回タイム36.61s 36.34s 36.04sボートが暴れすぎる。
プロペラを#2チョッパータイプに交換して再度テスト37.56s 37.98sタイムは
悪くなったがボートの走りは安定した、交換したプロペラが少し曲がってた。
ゴミと流木が多くスペアーボートの無い我々は安心してテストが出来ない。
ドライバーからチルトを蹴上げても船首が上らないと、Keigo Sakaiに直接報告があり船首両側の鉛製ウエイトを1.5kgづつ外す。
PM2;15 Time Trial
気温35.2℃ 湿度39.5% 気圧1000mb EFI-103% プラグNGK#9
気温が上って湿度と気圧が下がったのでEFI-103%に変更する。
コーナーの立ち上がりで船首の上がりが悪いまだ前が重過ぎる。
バックストレートでエンジンが吹ききっているプロペラが欲しい。
トップから2,8s遅れの7番グリットで終わる。
PM5:15 10Laps Heart1
気温37.2℃ 湿度38.2% 気圧998mb EFI-103 プラグNGK#9
タイムトライアルでエンジン音が少し変だったのでEFIboxを交換する。
短い10週の第一ヒート、7番手スタートで最初のターンマークでしのぎを削って混戦状態で8番手で抜けてくる、2週目の4コーナーブイでインから刺して6番手にアップ、3週目又もインから刺して5番手にアップ、#34 Shaun,#10 Rinker, #16 Tim, #39 Wyatt, #30 Yuzo,でゴール、時間切れでヒート2は明日に持ち越される事になった。
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July 16/06
AM8:00 気温26.5℃ 湿度84.2% 気圧1003mb プラグNGK#9
昨日延期になった10Lapsヒート2の準備をする酒井奎吾と大川雄三。
1分/Gの燃費なので10G(38L)燃料タンクに入れる.
AM10:05 気温29.2℃ 湿度70.7% 気圧1003mb EFI-103% プラグNGK#9 ペラ#2
スタート位置7番手、スタートピットから3マークに向かってダンゴで入って行く水しぶきで何も見えない4マークを回って見えた時には11番手スタートの混戦に阻まれたのかその後インからさして2周毎に10番、9番と上がり8位でゴール。
10周の短いヒートレースで良く追い上げた。次は50周ファイナルレースだ。
PM2:15 気温37.8℃ 湿度31.5% 気圧1000mb EFI-103% プラグNGK#9 ペラ#2
Fuel-100L(22.5G)満タンでPM3:00スタートのレースに合わせてF-1ボートをクレーン場に送り出す。
気温が上がり湿度、気圧とも下がったのでEFIを102%にしたかったが、
スペアーの無い我々は大事を取って少し濃い目でエンジンを温存する事にした。
レースコースはスタートしてバックストレートの#3 #4ブイを左にターンして
スタートピット&ゴールラインを過ぎて#1 #2ブイを左回りに周回する、
オーバルコースを50周して戦います。
PM3:00 スタートポジション7番手、スタートフラッグが降ろされ
一斉にエンジン音を轟かせて#3ブイに向かう水しぶきの壁で何も見えない。
#4ブイを抜けて#34,#10,#16,#12,#62,#30,#39,#38,#42,#17,#44,#41,の順位で
6番手でピット前を通過、2周3周目順位変らず。
#62 Chrisと#30 YuzoのサイドByサイドのバトル4週目の#1 #2ブイコーナーで
#62インコースからアウトの#30に軽く接触、大きなアクシデントにならずホッとしたのに
#30 Yuzoの左ピッケルがもぎ取れてしまっている、
コーナーを廻る度に水飛沫が上がる、かなりの抵抗があって操縦が難しいと思う。
6週目罰が当たったのか#62 Chrisエンジンブローでリタイアする。
#30 Yuzo5位に上がる。13周目#39 Wyattエンジンブローでリタイアする。
20周目#10 Rinkerに周遅れにされる、22周目エンジンの音が変った、
重い、スピードが落ちた、船首が上がらない、23周目#38 Jeffに抜かれ6位、
29周目#16 Timが#4ブイを周って直線で加速途中にいきなり左に直角にコースを外れてしまう、
セフティーバルーンが開いてしまいコントロールが出来ずリタイヤする。
これで#30 Yuzoは5位になるがスピードが上がらず周遅れにした#41 Randyにも抜かれる。
#16 Timが流されてレースコースに出て危険なため赤旗リスタートになる。
ピットに戻ったらピッケルを交換しようとしたら規則でダメだった。
プロペラは傷も入ってなかったがスケグが流木に当って曲がっていて抵抗が
大きく速度も船首も上らなかった、ドライバーはイライラしたに違いない。
残り15周でリスタート、ポジションは#34,#10,#12,#38,#30,#72,#41,#17の順。
スタートと同時に出遅れる、チルトを蹴っても船首が上らなければ速度は
出ないので仕方が無い、1周目#34,#10,#12,#38,#72,#41,#30,#17の順で7位で
帰ってきた、どんどん離されて行く、悔しいが仕方が無い完走しよう。

レースのほうは#12,#38,#72の3位争いが面白い#12,が#38をコナーでインから
アウトに押し出そうと膨らんだ隙に#72がインに入り結果#38,#72,#12の順位に
変ってしまい残り1周で#34 Shaunがエンジンブローでリタイアして終了、
大変なサバイバルレースだった。
結果完走した#30 Yuzo Okawaは5位でSINCINATI GRAND PRIXを終了しました。

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セントポール
July 22/06
セントポール,ミネアポリス、ミネソタ州
先週のシンシナティより湿度が少なくカラッとしてすごしやすい。
AM9:00 気温25.0℃ 湿度58.8% 気圧991mb
エンジンはこのまま使用する、リードバルブのチェックをするKeigo Sakai。
バルブの隅が欠けているのでMercuryオリジナルから Brendanオリジナルに交換。

エンジンを組み立て最終調整をし点火タイミングを上死点前2mmに合わせる。
各部をチェック&増し締めして船底の傷にエポキシパテを塗り補修し、
フロント加重を減らす為に燃料タンクをバルクヘッドまで後方に移動する。
Practice
AM10:30 気温27.8℃ 湿度40.7% 気圧990mb EFI-105 プラグNGK#9 Fuel 30L
New Prop#B 37.79s 37.99s 37.75sで周回、ドライバーから遅いと報告、
Prop#2 38.66s 38.33s 37.94sで周回、暴れずに安定して走る。
New Prop#A 38.58s 38.28s 37.92sで周回、コーナーで燃料が来ないと報告、
まだ燃料は在るはずだが燃料を40L足してPropを交換して送り出す。
Prop#1 39.41s 37.94s 走りに伸びが無い。
まだ船首が上げ辛くコーナーの立ち上がりが悪いのでコクピット底部の
鉛ウエイト7Kgを取り外す。
今回のコースはスタートポンツーンとクレーンポンツーンが離れている為、
ボートを上げ下ろしするクルーとスタートで支えるクルーが要るため、
酒井 奎吾は1ブイ前のクレーンポンツーンからレースを見る。
スタートポンツーンからバックストレッチへ進み3ブイ、4ブイを周って、
スタート&ゴールラインを通って1ブイ、2ブイを周る左回りのコース。
Time Trial
PM1:00 気温32.3℃ 湿度21.6% 気圧988mb EFI-105 プラグNGK#9
気温が上がって湿度、気圧ともに下がったのでタイムトライアルだけなら、
EFIを103%にしたいが、ヒート1とヒート2も連続で走る事になったので、
このエンジンを大事にするためEFIを105%で行く。
結果エンジンの伸びが悪くタイムトライアル8番手になってしまった。
Heart1 10Laps 8番スタートで団子になって3ブイに消えていった集団が、
4ブイを周ってバラケだし#10 Trry #62 #16 #34 #12 #39 #72 #30 の順位で
1ブイを通過、その後#72を抜いて7番でゴール。
Heart2は逆になり遅い順にポールポジションから並んでスタートするので、
#30 Yuzoは5番手スタートとなる。
EFIを103%にすれば走りも良くなったのにYuzoに悪い事をしてしまった。
PM1:00に32.3℃有った気温がPM3:30には31.2℃まで下がっていた、
Heart2の走りにはEFI-105%でも有利に成っていた。
終了後の weight : 1,221lb (549.5kg) 燃料約 5gal (18.95L / 約 14kg)
549.5kg - 14kg = 535.5kg まだ15kg 重たい。もっと軽くしたい。
Keigo Racing で軽くする方法を考えよう。
2位ゴールしたYuzoをアメリカTVのスピードチャンネルクルーが取材に来て、
YuzoとRumiでインタビューに応じていた。
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July 23/06
AM8:30 気温25.2℃ 湿度計 無し 気圧987mb
ボートのクリーンアップ、グリスアップ、充電、細部のチェック等、
本戦に向けて入念にする。
Practice
AM11:00 気温32.4℃ 気圧983mb EFI-105 プラグNGK#9 Prop #1
アメリカ人クルーにスタートが悪いと言われスタート練習を主にする。
(Yuzoのスタート反応は悪くなく、船首が重い為に蹴上げる事が思うように
成らず加速が悪いと私は思っている、何処かで重量を減らして軽くしたい)
周回タイムは36.78s 36.90s 36.45sと昨日より速い。
スピードガンの計測ではTim:111m/h Yuzo:107.8m/hで3m/hほど遅い。
EFI-105%から104か103にすればトップスピードも伸びるが、
4ブイ周回コースなので立ち上がり重視で行くことにする。

Yuzoから燃料が途切れると報告がありクルーにサブタンクのエアー抜きを、
指示するが昨日も今日もしたと言う、私がチェックをもう一度指示すると、
とても嫌がるので、ルミさんから伝えてもらいエアーを抜く。
50 laps Race
PM1:20 気温35.1℃ 湿度無し 気圧981mb EFI-103 プラグNGK#9 Prop #B
PM2:00 スタートのレースに向けてクレーンエリアに送り出す。
本戦はスタートグリッド3番からのスタートだ。
ワンミニッツガンの号砲が轟く、スタート1分前だ、緊張する。

スタートダシュも決って私の居るクレーンポンツーンに先頭集団が走って来る、
#10 Terrry Rinker #62 Chris #30 Yuzo #38 Jeff #16 Tim #39 Wyatt
#12 Brian #34 Shaun #41 Randy #72 Lynn #270 #17 #95 と通過して1ブイを
周って行く、2ブイで#38 Jeffが大きく膨らんで失速してしまう
2週目#10と#62が他艇を引き離しに掛かる3番手#16、4番手に#30 Yuzo 大外から#34
減速もせずインから突っ込む#39 Yuzoは安全のためインを空けてターンをする
その後を#38 #72 #41と続く,2ブイをターンしてイン#39センター#30アウト#34
の3艇で蹴上げての加速競争、#30 Yuzoが舞い上がったが上手く立ち直して
コースに戻ったが2艇は遥か先に行ってしまう。

3周目#10 #62 #16 #34 #9 #30 #38 #41と6番手になってしまった。
舞い上がったショックでボートに異変が起きたのかいまいちスピードが
上がらない、私以上にドライバーはイライラしてる事だろう。
スタート28分過ぎついにトップに追いつかれてラップされてしまう。
今までラップはしてもラップされたことの無いYuzoはコクピットの中で
さぞ悔しい思いをしていることだろう。

傷を負いながら走り終えて6位でフィニッシュ、お疲れ様でした!
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サバンナ
Nov 04/06
  10月31日 昼の飛行機でLAXからデンバー経由でタンパ、フロリダに向かう、
深夜12時に到着、深夜にもかかわらず、大川氏と関根氏が迎えに出向いてくれてありがたい、車で20分ほど走りクリアウォーターの海岸沿いのレンタハウスに到着。
11月1日 F-1Boatが預けてあるブレンデンの工場に行って明日の出発の準備をする。
エンジンはオーバーホールが終わってブレークダウンをダイモメーターでする。
8000rpmからばらつくので点火系を調べる。
11月2日 AM9:00 ブレンデンの工場を出発してSavannah,Georgia.に向かう。
Billのトラック&トレーラーに私と大川氏が同乗して、タンパからオーランド、
デイトナを経由して東海岸沿いを北上する。
ランチ休憩をして午後5時 目的地Savannah,Georgia.に到着。

ホテルは川沿いに建てられたThe Westen ゴルフ場付の豪華ホテルだ。
レースコースとスタートポンツーンはホテルの正面、ピットはホテルの駐車場、
クレーンはホテルの横の運河、川を挟んで対岸にダウンタウンが眺められる。
最高のロケーションで最終戦を迎えることになる。

11月3日 AM10:00 気温13.6℃湿度34%気圧1030mb水温18.7℃
今日は練習走行も無いのでトレーラーからボートを出して点検をする。
いつもなら暖かい筈が異常気象のせいか北から寒気が南下してきて非常に寒い
短パンとTシャツしか持って来なかったので午後からは買い物に行くことにする。
大川氏のプレゼントで全員にGパンとぬくぬくアンダーシャツを買って貰う。
11月4日 AM8:30 気温9.2℃湿度50%気圧1030mb水温18.3℃
昨日より一段と寒くなった、バッテリーの充電から始める。
AM10:00 ドライバーズミーティング、エントリー22艇だが参加19艇。
エンジンはブレンデンによってオーバーホール済みを使用。
8000rpmからの拭き上がりが悪いのでイグニッションを交換する。
今回コクピットにMychron-3がブレンデンによって取り付けられていた。
私も四輪レースで使っていたがドライバーにとっては嫌なものでしょう。
これはエンジン回転数、排気温度、水温、水圧、スロットル開度、トリム角度などを
センサーで拾って記録したり送信してリアルタイムで状況が判るシステムで今後のレースに、
より良い記録を残すのでエンジニアにとっては良いことだ。
AM10:30 気温15.3℃湿度34%気圧1031水温18.3EFI-108%プラグNGK#9
AM11:00からのPracticeに向けてクレーン場に送り出す。
朝から穏かだったのに、風が強く吹いてきて波が高くなって来た。
コースに出るもののスピードが出せずにエンジンテスト、
ペラ合わせもできない状態で5周で止める、ボートが跳ね過ぎて危険だ。
各ティーム2〜3周で走行を止めてボートを待機させている
一向に風のやむ気配も無く波も収まらない中、
各艇、時々テスト走行するがエンジン、ボートを壊す前に練習走行を止めて
引き上げるティームも多く、我々も一時間の練習時間も無くなってボートをパドックに戻す。
海水のためエンジンが軽く周る、ピッチのきついペラが欲しい!
午後の二回目の練習に賭けよう。
寒冷前線の影響が一向に収まらず練習走行の再開をただ待つのみ。
結局練習走行は無しでPM2:30からTime Trialと10Lap Heart1をA組とB組の2班に別けて
走行する事になる。
PM2:20 気温21.2℃湿度30%気圧1028水温18.3EFI-108%プラグNGK#9
Time Trial 7番目のスタート、午前に比べ風と波も幾分収まったとは言えホテルの
両サイドの運河から流れ込む風と潮の流れがレースコースに直角に交わる所に
危険な波を造っている。コースの川の流れはかなり速くターンが難しいであろう。
スタートを待つ間に3時を過ぎてしまった。
1ブイのターンで食付き過ぎたか波の抵抗を貰ってしまってバックストレートの
スピードが伸びず12番タイムで終わる。
10 Lap Heart 1 #30 Yuzo はB組6番グリッドのスタート。
大型船の往来の時刻となり、一時中断。
4時過ぎ、ようやくスタート、3ブイマークはスプレーの中で何も見えず、
各ドライバーいろんなコース取りをアタックするがいまいちスピードに乗れず
そのまま10週を終わってしまう。
日没と リバーオープンのため、残りのヒートレースは翌日に持ち越し。
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Nov 05/06
11月5日 CHAMP BOAT 最終戦 SAVANNAH GRAND PRIX
寒気と低気圧が南に下がってきて雨の天気予報だがまだ降って来ない。
AM8:30 気温11.4℃ 湿度49% 気圧1029mb EFI#107% プラグ NGK#9
10 Lap Heart 2 に向けてプロペラをドライバーの YUZOが選んだ#1に交換、テストランの準備をする。
AM10:00 気温15.2℃ 湿度55% 気圧1029mb EFI#107% プラグ NGK#9 水温18.6℃
水面が荒れてレースをするには危険のためクレーン場で各艇とも待機する。
満月の大潮で今まで見たことの無いような3メートル近い潮の干満の差がある、
クレーンポンツーンの支柱が天に向ってそびえ立っているようだ
スケジュールは遅れに遅れ、午後になってようやくフリープラクティス。
#1のプロペラを試す。#2より力強く押し出す感じがする。
10 Lap Heart 2。 
スタートは4番手で抜けるがコーナー立ち上がりが重い。
水面が荒れすぎて波にボートが食い付いてしまう。
結果B組5番。  決勝レースは10番グリッドスタート。
BillとTroyが水面で燃料を満タンにする、ここでトラブルが発生!
二人がボートの左側ポンツーンに乗った為浸水してしまった。
一台しかないクレーンに頼み込んで急遽ボートを吊り上げ水を抜く。
水面が荒れ過ぎている為レースを続行するかどうかドライバーズ
ミーティングが開かれてレース続行が決るが水面の治まるのを待つ。
4時過ぎて50Lapファイナルヒートの合図が出た。空はもう暗い。
各艇パレードラップを周ってスタートポジションに納まる。
#30 YUZOのスタートポジションは10番手。
スタートと同時に水飛沫と暗さでいつもより見難い。
4ブイコーナーを周って#10,#34,#16.#11,#62,#72,#30で7番だ、行ける!
3周目の4ブイコーナーで#38が舞い上がって沈没、赤旗リスタートになる。
暗くて見難い荒れた水面でのサバイバルレースの始まりだ。
残り48周でリスタート又も3周で赤旗私からは見えない1ブイで転覆。
リスタート3回目サバイバルレースの中 YUZOは毎回スタートが上手くなる。
スタートポジション8番手からスタート、#30 YUZOは5番手で4ブイコーナーに
入って来るヤッター!よ−し行けるぞと思ったが、
#39が4ブイコーナーでスピン横転、センターカウルも壊れてリタイヤ。
又も赤旗再スタート、4回目のスタートだ。
もう4時40分でどんどん暗くなって水面が見難く風と波で走り辛いだろう。
リスタート#30 YUZOは8番手で周って来る。
又、赤旗今度は#75がハイサイドで横転、船体が割れてしまった。

4時55分5回目のリスタート、大変なサバイバルレースだ。
スタートポジションには10艇で#62,#11もいない。
スタート30秒前 YUZOはセルを廻してしまってフライング、
ペナルティーで痛恨の最後尾スタートになってしまう。
さすがチャンピオンの#10リンカースタートが上手い!
だが YUZOはスタートダッシュを決めて4艇をゴボウ抜きして6番手で来た。
トップの#10リンカーを追う#34ショーン、#16Tim 各コーナーを
小回りでそつなく周る#10,大回りでスピードを落とさず鬼気迫る走りを
見せる#34、トップ#10 との差を毎週縮め観客を沸かす。
残り5周でゴール。と思った矢先、YUZOのボートがコーナーで失速する。
燃料がついてこないのか。こんなところでガス欠か?しかし次のコーナーも、
また次のコーナーもエンジンが息をついてしまう。
残り1周の白旗が振られて最終4ブイコーナーでついにアウト惨めに止まった。

チェッカーを受けることができなかった。
まさか5回もリスタートするとは思っても見なかった。
ギリギリの燃料計算が仇となって最悪の結果を招いてしまった。
次は燃料タンクの設計を見直して取り替えよう。

レース後スピードチャンネルのTVクルーにインタビューを受けるYUZO。
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お問い合わせ:keigoda@aol.com
2007 Keigo Racing Techno.